ワイヤレスモジュールの大手グローバルメーカーであるRF-starは、待望のRF-TI1354P1 Wi-SUNモジュールの近日発売を発表しました。8月に発売予定のこの革新的なモジュールは、TI CC135410 SoCをベースにしており、マルチプロトコル、デュアルバンド機能により大規模なIoT展開を強化し、スマートシティ、スマートエネルギー、グリッドインフラストラクチャ、産業用IoT分野の高まる需要に応えます。

図1 RF-TI1354P1 Wi-SUNモジュールが近日登場

RF-TI1354P1 モジュールは、800 MHz - 928 MHz および 2.4 GHz の無線帯域で堅牢なパフォーマンスを実現します。DMM ドライバーを介して、Bluetooth Low Energy 5.3、Matter、Thread、Wi-SUN、Zigbee プロトコルなどの複数の無線スタックで共存し、同時に動作できます。

1024 kB フラッシュと 288 kB RAM を搭載したSub-1GHz トランシーバーは、境界ルーターとして動作するように設計されており、その範囲は最大 300 の境界ルーター ノードにまで広がります。メッシュ ネットワークでは、各デバイスは近くのデバイスと複数の堅牢な接続を確立できます。自己修復機能と自己構成機能により、より堅牢なネットワークが実現し、接続された数千のノードのダウンタイムが短縮されます。この機能は、広範な接続性と信頼性の高いデータ伝送を必要とする複雑な分散型 IoT アプリケーションに特に有利です。

図2 Wi-SUNメッシュネットワークトポロジ

「RF-TI1354P1モジュールの導入は、IoT接続における新時代の幕開けとなります」と、RF-starのゼネラルマネージャーであるベン・チウ氏は語ります。「ネットワーク内の広範なノードにより、IoTソリューションの拡張性と柔軟性が大幅に向上し、スマートシティ、グリッドインフラストラクチャ、産業用アプリケーションに最適です。」

RF-TI1354P1モジュールは、RF-SM-1277B1やRF-TI1352P2など、低消費電力、高データスループット、導入の容易さですでに高い評価を得ているRF-starの既存のWi-SUNモジュールの成功を基盤とするものとなることが期待されています。新しいモジュールのデュアルバンド機能と拡張ノードサポートにより、IoTワイヤレス通信技術の最前線におけるRF-starの地位がさらに強固なものとなるでしょう。

図 3 RF-star の Wi-SUN モジュールは、境界ルータ ノード、ルータ ノード、リーフ ノードをサポートします。

世界の Wi-SUN テクノロジー市場は 2024 年から 2032 年にかけて 13.45% の CAGR で成長すると予測されており、RF-TI1354P1 モジュールのリリースはまさにタイムリーです。これは、特にスマート シティやエネルギー管理の分野において、より相互接続されたインテリジェントなシステムへと市場が移行していることと一致しています。

RF-star のイノベーションへの取り組みは、IoT アプリケーションの新たな波を後押しする高性能 Wi-SUN モジュールの開発に表れています。これらの進歩は、接続効率の向上、コストの削減、そして最終的にはユーザー エクスペリエンスの向上を目指しています。

RF-starと今後発売予定のWi-SUNモジュールの詳細については、www.rfstariot.comをご覧ください。

RFスターについて

深セン RF-star Technology Co., Ltd (RF-star) は、IoT、産業、自動車、消費者向けアプリケーション向けの低電力モジュールを専門とするワイヤレス通信モジュールおよびソリューションの大手グローバル プロバイダーです。Bluetooth および IoT 通信技術で 10 年以上の経験を持つ RF-star は、信頼性が高く、安全でインテリジェントなワイヤレス接続によりスマート ライフを豊かにします。

RF-star の製品ポートフォリオには、BLE モジュール、ZigBee モジュール、WiFi モジュール、Sub-1Ghz モジュール、Matter モジュール、Thread モジュール、UWB モジュール、Wi-SUN モジュール、およびカスタマイズされたサービスが含まれます。TI の公式サードパーティ IDH であり、世界中で信頼されるパートナーである RF-star は、最先端のワイヤレス ソリューションを提供することに尽力しています。